知覚運動の神秘を盛り込んだ「扶安蝟島鎭里大月褶曲」が天然記念物指定の快挙

 

「扶安蝟島鎭里大月褶曲」が3月29日、自然遺産優秀潜在資源に選ばれ、地質分野天然記念物指定調査を経て、12日に国家指定遺産天然記念物に指定された。

 

「扶安蝟島鎭里大月褶曲」は扶安郡蝟島面山271に位置し、強い地殻プレートの移動結果により形成された橫臥褶曲である。橫臥褶曲は、堆積層が押す力によって波のような屈曲の形態でほぼ水平に横になった褶曲（しゅうきょく）をいう。巨大な半円形の形態で、扶安蝟島では長年「大月」と呼ばれた。

 

一般的な褶曲とは異なり、完全に固まっていない地層がカーペットのように押されて巨大な褶曲構造が作られたものと推定される。白亜紀以前に形成された韓国の褶曲とは異なり、白亜紀以降に形成されるなど時期や過程、形態などが他の褶曲とは異なる差別性と独特な地質学的特徴が認められ、天然記念物に指定された。